2005年2月11日(土)





今日、やっとの思いで成田空港に到着する。 はっきりいってアリタリアのサーヴィスの悪さには噂には聞いていたが本当にあきれ果てる。 この前アリタリアが潰れかかったが、正直、そのまま潰してしまったほうが良かったと思う。 こんな会社の飛行機、まともな人間なら我慢ができないと正直、思った。 今までアリタリアには乗った事がなかったので今回、たまたま取ったフライトがアリタリア(JALとの共同運航なので機材はアリタリア)だったので怖いものみたさ、というのもあった。 しかしこのサーヴィスは本当にひどい。 一度潰してしまえばいくら馬鹿なイタリア人でもそんな「イタリアン・スタンダード」では例えイタリア国内では通用しても世界的には通用しない、ということがよくわかったはずだ。 正直、二度とアリタリアには乗りたいとは思わない。 もちろん、たまたま私が乗ったのが偶然ひどかったのかもしれない、しかし数回も腹が立つことが重なるといい加減にしてくれ!と言いたくなる。

まず最初に断っておくが日本人のスチュワーデスさんはとても親切だった。 これは特筆しても良いと思う。 しかしなってないのが例によってイタリア人、こんなやつらがよくフライト・アテンダントなんかできるな、と思った。

ことの起こり。
お食事の時。 まずお食事を配った。 そこまではよい。 しかし幾ら待っても待っても待っても待っても待っても待っても待っても、待てど暮らせどお茶も飲み物もなーんにもこない。 時計でみたら私のところに食事を配ってから、優に50分近くお茶もコーヒーも持ってこなかった。 これは余りにもひどい。 こんなこと、許せますか?

そして私は真中辺り、丁度おトイレがあるところの非常口脇の通路側に座っていたのだが、前方の方を日本人のスチュワーデスさん(私はキャビンクルーとか、フライト・アテンダントという言い方よりはこの方がしっくりくるのでこう書いています)が日本茶の入った大きな急須を下げているのが見える。 しかし私のところには全然来ない。 で、待つこと50分、やっと(アメリカン)コーヒーを入れたポットを持った男がやってきた。 余りにも待ちくたびれたので私は新聞を読んでいた。 そのアリタリアの男は私の横に座っていた外国人(イタリア人でも日本人でもフランス人でもドイツ人でもなかった。 おそらくは旧東欧系か、ロシア人)にコーヒーをすすめると

わたしを無視して

私の後ろの席に移った。 一言も声をかけないで!

こんなこと、今までいろいろな航空会社、小はどこかのチャーターフライトでロンドンからコレッジの修学旅行でチュニジアに行った時から大はパキスタン航空まで(もちろん、その中には天下のJALを初めとしてBA、アエロフロート、無く子も黙るライアン・エアーやVirgin Expressなど数限りない航空会社に乗っている)ありとあらゆる航空会社に乗ったが

無視された

のは初めてである。

こんだけ待たされて、待ちくたびれて、待っていた日本茶ではないがとにかく飲みたい、そこで私の直ぐ真後ろ、丁度肩の斜め後ろにいたこの男に

Prendo!
(ちょうだい)


と言ったが無視している。 ちょっとむかついたのでもっと大きい声で

Prendo!

と言ったがまだ無視している。

腹が立ったので

Anch’io, PRENDO!
(わたしにもくれ!)

と、直線距離にして20cmしかないところのこいつに言ったら

Solo prendo, non ha nessun significato
(ちょうだい、だけじゃなんのことだかわからない)

としゃあしゃあとのたまわった。

完全にここでぶちっ、と切れた私はこの馬鹿男(こういうやからがイタリア人の人口の95%を占めているのだから毎日、是戦いの日々、という私の意味、イタリアだーい好き!のそこのあなた、わかってもらえるのだろうか?)

「なんで無視して(コーヒーを)くれなかったんだよ!」と言ったらこの馬鹿男、

「新聞を読んでいたから」

イタリア人は馬鹿ばっか!
あのね、この程度のやつでもフライト・アテンダントになれる国なんだよ、この国は。 やっぱ、アリタリア一回潰してこういった馬鹿どもに泣きを見させないとわからない国だわ!

新聞を読んでいたのは待ちくたびれたからでしょうが! 別に寝ていたわけではなし、新聞を読んでいたら「コーヒーは要りますか?」と訊くのがあんたの仕事だろうが?

といったら「あんた」というな! 
とこの男は私に向かって言う。 私は「俺は客だ!」という態度を取る奴は大嫌いだがこの時ばかりはまじに「おめえ、誰に向かって口聞いてんだよ!」と言いたくもなった。 このばかは続けてこういう時は「尊敬語でもって相手に向かって話せ」と私にイタリア語の講義を言ってきた。 なんでこんなやつに「あなたさま」なんて言わなくてはいけないのか?

滅茶苦茶むかついたがとにかくコーヒーをもらった。

しかし結局それ以外、つまり紅茶も日本茶も結局来なかった。 ちなみに私はずっと起きていた。 念のためにここではっきりと書いておくが決して寝てはいない。

次に腹の立ったこと。
なんとこの食事のトレイを引き取りに来たのが約1時間後、もう周りをみたらみんなとうのとんまに食事を終えて片付けたくても片付けられなくてと困っていた。 トレイを床に置く者も続出、トイレには何人も既に行列が出来ている。 こうなる前に既に食事のトレイは片付けるべきでしょうが?

腹のたったことその3
そこにトレイを片付けにきた日本人のスチュワーデスさんに「責任者と話をしたい、あまりにもさっきのやつの態度はひどい」と言ったところ、「責任者は今、ビジネスクラスのアテンドをしていますので終わり次第来るように言います」とのこと。 もうエコノミーはとっくに食事も終わっている。 ビジネスも終わっているはずだ(なんせこのトレイの片づけまでにめちゃくちゃ待たされているから)。 そこで待つことにする。 しかしこない。

結局来たのが信じられないと思うが、彼女に依頼してからものの見事にこれまた1時間後!!!!!!!

アリタリア、こんなことだから潰れかけるんだよ、わかってんのか、おまえたちは?

来た責任者、イタリア人らしくいい訳ばかりする。 「150人のお客さんを6人のアテンドでまかなっているので昼食の片づけが遅れた」

嘘こけ! JALは倍以上のお客さんが乗っているがもっときびきびと動くぞ! しかもアテンドもそんなに沢山いるわけではない!

そのほか、彼はとにかくいい訳ばかり、こちらもいい加減うんざりする。 この後のミーティングなどで客に向かって「アリタリアのキャビンクルーに向かって丁寧語ではなせ!」と命令したとんでもないやつ、しかも人を無視してコーヒーを出さなかった奴、こういう態度の悪い奴は処罰できるのか、と尋ねてみた。 JALは各フライト後にミーティングをやっており、そこでお客さんからクレームのあったアテンドに対して叱責があるのだそうだ。 しかしアリタリアは「そういうことはない」

これだからいつまでたってもイタリア人は進歩しないんだよ!

やりたいことばかりやっているんだよ! 客を客とも思わない態度をするんだよ!

この責任者に「こんなだからアリタリアは潰れかかったんだろうが? 私のところにアリタリアを使ってこられたお客さんもみんな怒っている」と言ったら「アリタリアを利用されるお客さんはみんなよろこんでくださっている」(流石にこの方はきちんとした口のききかたをしていた)とのたまわった。 そりゃそうでしょ、だってJALと比較したらアリタリアは安いもの、席がJALよりも少し広いもの、機内エンターテイメントがJAL機よりも最新式で便利だもの、だけどサーヴィスは最低、と彼にはっきりと言ったら「お客さんはそうは言っていない」という。

だめだ、こんなのと幾ら話していてもきりはない。 そこで話を切り替えて「しかし紅茶も日本茶も来なかったのはひどい」と言ったら「調べてみる」とのこと。



しばらくして戻ってきて「この後方では両方とも来たと言っています」という。 はーーー?

そこで私は直ぐ斜め後ろの日本人の女性に尋ねてみて欲しい、来てないはずだから、と言った。 彼が英語で尋ねたら「両方とも来た」とこの子はいう。 なんだそりゃ・・・・?

これではまるで私がうそつきみたいではないか・・・・

いちゃもんつけたかった嫌な奴みたいではないか・・・・

思いっきり気まずくなる。 責任者(もちろんイタリア人)が「なにかお持ちしましょうか? 日本茶かなにか」というので私は「それは嫌味ですか?」と言ったら「そうではないです」というので冷たいお水をいただくことにした。

しかし。

アリタリア、機材は確かに最新式でJALに比べてとても快適であった。 飛行機自体はとてもちっちゃくておいおい、ほんとうにこんな飛行機で日本までノンストップで行けるのかよ、という感じではあったが。

しかし。 根本的なところでアリタリアは間違っていると思う。 イタリア人はばか、と言い切ってしまう私も私だがこれだけの散々な対応をされたらいい加減、悟りが開けて温和な私でもぷちっ、と切れる。 ましてや相手はアリタリアだぜ、イタリアの一流企業(のはず)だぜー。

理由は簡単。 イタリアでは企業が社員を首にできないから。 だからこんな奴でも一旦入ってしまったらすき放題している。 リストラのあらしが吹き荒れる日本とは大きな違いだ。 というか、ヌル湯のイタリア人、一度、マジに痛い目にあわさないとわからないのだろうな。 GMに対しても「金だけ払って口出すな」とFIATは言ったそうで、それが原因でFIATは今、あぶない目に遭っている。 イタリア人はマジに自分勝手だからこういうやつらが客商売をしたらこうなる、という見本の日であった。 繰り返すが日本人の方はとても親切であった。

それにしても「客を客とも思わない扱い」をし、「自分が全て正しい」(だから私にむかって「ためくちをきくな!」なんてえらそうに言ってきた訳だし)と思って「自分さえよければ他人はどうでも良い」という、典型的なイタリア人気質(まじめにこれは本当のことです)のイタリア人がその「自分を基準」にする(つまり、自分の快適性が第一、だからお店でも客が入ってきても平気で定員どおしで客を無視してぺちゃぺちゃ話し込んでいる)「イタリアン・スタンダード」では「世界」ではやっていけないのだよ、と幾ら言っても所詮イタリア人にはわからないのだろうが。 イタリアは競争の無い国だし、いつの間にかうやむやにしてしまうことがとても上手い国だし、そもそもいつの間にかなんでもかんでも「丸め込んでしまう」国(だから今はイタリアの自動車産業は基本的に一社、別の例としてはイタリアの電話会社の例。 WindもInfostradaもBluも全て結果として丸め込まれている)で、敗者として潰れる事は本当に少ない国(あることはある)だから。



成田に着く。 久しぶりの日本である。 しかし考えてみたら昨年の8月に里帰りしていたんだった。 しかしそれにしてもやはり祖国の土、というのは何度踏んでもうれしいものである。

この感覚は国外在住でないとわからないものなのでしょう。

飛行機から降りた直ぐ近く(まだ入国手続きをしていない段階)で今回のアリタリアのストのために大阪行きのフライトに乗り換えなくてはいけない人たちにリムジンバスの無料切符を配っているカウンターがあったのでそこで切符をもらう。 よかった、夕べはインターネットでどうやって行けばいいんだ、と遅くまで調べていたが取り越し苦労だった。

飛行機の着がだいたい10時40分、そこから入国手続きをしたり、荷物を引き取ったりしていたら既に11時40分くらい。 12時丁度のリムジンバスで羽田に向かう。

1時間15分、と言われたが羽田には1時間ぴったりで到着する。 しかし1時半のフライトは既に一杯、2時半のフライトは存在せず、なので3時半のフライトに予定通り乗る事になる。 ここから3時半のフライトまで随分と待たされる、というか、新幹線に乗ったら3時半にはもう既に大阪に到着しているじゃないか!

とりあえずあまり日本円もないので安価なラーメンを食べたり、本屋さんをのぞいてコンピューター間連の雑誌を購入したりして時間を過ごす。 フライトは時間どおりの出発であったが途中、アリタリア内で一睡もしなかったのでその反動からぐっすりと寝てしまう。 到着が少し遅れ4時40分だかに伊丹空港に到着。 本当ならけさの10時半に関空着だったはずなのに・・・

荷物を取り出し、大阪モノレールに乗って最寄の地下鉄駅まで行きそこで乗り換え、予約されているホテルがある江坂というところまで行く。 いやあ、大阪、都会だなあ・・・ ホテルには5時半頃到着、一休みしてからメールのチェック、そして夜表に出てみると偶然スーパーを発見、カップ焼きそばやキムチなど、日本にきた時には必ず食べたい物を買い漁り、ついでに閉店間際で半額になっているおすしをこれまた買い漁って夕食は豪華にホテルのお部屋でおすしである。

久しぶりに日本のTVを見て懐かしく思う。


写真は成田空港で。 乗ってきたアリタリア機とリムジンバスを待っているところ。